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一般に水はわずかではあるが解離していて、その大きさは解離定数、Kwとして示されます。
水が解離しているということは、水分子が一部プラスイオンとマイナスイオンに電離していることであり、純水では、水1リットル中に10-7 モルしか電離していないのです。この電離しているプラスイオンとマイナスイオンの濃度の積は一定とみなし、温度25℃で1気圧の標準状態では、解離定数Kw=10-14 として規定されています。
この解離定数を水のイオン積と定義されていますが、特に電解水に関してIP(Ionic Product of Water)と定義し、電解水の特性を表すようにしたパラメーターです。
このIPを−logとして示すとpIPとなり、解離指数で解離の大きさを示すことが簡単にできます。
我々が提唱するIP理論とは、電解水をIPで示すことにより、電解水の本質的な特性を容易に示すことができるという意味では、大いに役に立つものと確信しています。電解水のpIPの値が小さいほど水の溶媒効果、つまり抽出能力や反応性が大きくなります。
実際には電解しない水のpIPは14というレベルであり、電解水は14以下となり13位までのレベルは十分可能です。
特に注目する点は、比較的解離性の低い水溶性物質の解離性を向上させることができるので、電解水の応用技術は益々重要性を持つようになることでしょう。
電解水にかかわるいろいろの現象は、このIP変化によるところが大です。つまりIPは溶媒に属するパラメーターであり、今まで使用されてきたpH(水素イオン濃度)とかORP(酸化還元電位)とかDO(溶存酸素)といった溶質のパラメーターとは異なり、水自体のパラメーターとなります。
電解水を溶媒である水の特性から電解水が示すいろいろな現象を説明することが可能となります。したがってpIPの値が小さいほど電解水としての効果は大きいと言えます。2001年これらの基礎的研究の一部を、国際科学雑誌であるJournal
of Applied Electrochemistryで発表しました。
このIP理論に関する研究がさらに進めば、もっといろいろな電解水に関する興味ある現象が分かってくると思います。
テキサス大学客員教授 花岡孝吉工学博士談(強酸化水及びイオン交換膜の権威) |
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