市場に出ている飲用水及び飲用水を生成する水処理機をまとめてみます。
誤解をおそれずにわかりやすくを第一に考えてみました。

IP理論( IP理論はこちらから >>)のところでも記載しましたように、学校で習った、溶媒・溶質・溶液という言葉を理解すると市場に出ている水処理機の本質が見えてきます。

水は化学式でHと思い浮かぶでしょうがこれは理論式であり自然界ではこれにミネラルや不純物(身体には不要な物質)がくっついた状態で存在するのが一般的です。

ここで水という水溶液は、水溶液=溶媒+溶質です。
この場合
    溶媒=HO、 溶質=ミネラル+不純物(身体には不要という意味)
    溶液=HO(溶媒)+〔ミネラル+不純物など〕(溶質)

飲用水への加工はこの不純物を取り除くことも大切です。    

このことを理解しておくと現在よく聞く水処理機の分類は単純です。
 2大分類 溶媒論溶質論
        溶媒論・・・水の構造自体が変化する。
        溶質論・・・溶け込んでいる物質を問題にしている。

よく知られている生成器
通常の水  @自然水(湧水、井戸水など)
       A水道水の水
       B浄水器の水
       Cミネラルウォーター・ペットボトルの水
        D軟水器の水(硬水を軟水にする機器)
       E逆浸透膜生成器(RO水)
       F磁気水生成器
        G電子水生成器
       H電解水生成器・アルカリイオン水整水器の水


に交流の電気分解を主張している会社や、普通の水にある物質を入れて水素を発生させたりするもの、電気石などを入れて電気を使わない還元水と主張している人など、いろいろなタイプが存在しています。
商売上手な会社はたくさんあります。あなたにほんとうに必要か否かはよくお考え下さい。

健康に良い水を主張する場合、人間による飲用データがあることは大切です。

水処理器自体は上記の9種類に大きく分けられます。 水の種類詳細へ >>

1.自然水 (地下湧水・井戸水など)
  自然界の中で雨が大地に染み入り湧水として取り出される自然が育んだ水溶液
  自然水=HO+ミネラル+不純物
  ポイント・・・汚染されているケースが増えてきています。

2.水道水
  主に川の水を源泉として浄水場で飲用に適した安全な水にするために加工した水溶液
  水道水=HO+ミネラル+不純物+塩素
        ・・・不純物はできるだけ除去されている。
           定期的に水質が管理されていて塩素の投入も規定されている。
  ポイント・・・水道水は管理されていますのでその分安全です。しかし細菌汚染を防ぐ塩素は
         身体には不要なので飲むものは特に塩素だけは除去してください。
         塩素とは上手に付き合うことが大切です。

3.ミネラルウォーター  (ペットボトルなどの市販品)   
  ボーリングした地下水などを汲み上げボトリング加工設備で製造した水溶液
  ミネラルウォーター=HO+ミネラル+α・・・不純物はできるだけ除去されている。
   α:炭酸、天然果汁、糖分など。 しかし化学物質が検出されるケースもでている。
  ポイント・・・できるだけ飲まないにこしたことはありません。しかしたまに飲むのも
         精神衛生上良い時もあります。生水を基本に常飲さえしなければたまには
         いいでしょう。ただし糖分の多いものはできるだけ避けましょう。

4.浄水器 (+ミネラル)
  主に水道水や飲用に適した井戸水をろ過し、水道水の場合は塩素の除去もして、
  さらに器機の中に入っている物質(鉱物など)によってミネラル分を添加しようとしている
  ケースもある水溶液
  浄水器の水=HO+(ミネラル)−塩素−不純物
         ・・・不純物はできるだけ除去されている。
  ポイント・・・塩素を除去することは最低限必要です。ただ簡単な浄水器でも定期的に交換
         用するためのカートリッジがありますのでその管理がしっかりしていないとかえ
         って健康を害する元(雑菌が繁殖する)になります。

5.軟水器  (硬水を軟水に変えようとする器械)
  ミネラル分が多すぎる水(水道水、井戸水など)を加工し硬度を下げたり、他の器機に
  負担をかけないための前処理器として設置することが多い。
  多すぎるミネラル分はできるだけ除去されている。
  ポイント・・・ミネラル分により目詰まりしますので保守が大切です。

6.逆浸透膜生成器 (+ミネラル)
  いろいろある原水のミネラル+不純物を結果的に一切除去。
  除去した水にミネラルを添加する器機もある。
  この機器の長所は飲めない水の処理に最適であるということです。
  ポイント・・・ミネラルの含んでいない水を飲み続けた歴史が人間にはありません。
         常飲は不向きです。水道水の中に含まれるわずかばかりのミネラルも大切な
         ことはその研究者の中でも指摘されている事実です。短期的に生成するか
         生成後何かを含ませ加工した飲料水などの使用が現実的で現在そのような
         使われ方がされています。
         科学的根拠のある機器ですので存在価値はあります。
         ただし適所に使用することが大切です。 

7.磁気水生成器
  磁気マグネットを蛇口の根元や水道水メーターの元に取り付けて磁気によって水を活性化
  するというのが売り文句。(水自体は反磁性体だそうです)
  原水は水道水がほとんどの塩素が除去できていない水溶液
  この機器に関してはよい話はほとんど聞きません。
  配管内部の赤錆の軽減は話だけは聞きますが信頼できる飲用後データはみたことがあり
  ません。
  ポイント・・・この機器に関してはあまり良い話は聞きません。販売している方も自身が
         理解していない、または水道水との違いがわからないということを聞いたことが
         あります。高いお金をかけて購入するには最も不適な機器だと思います。

8.電子水生成器
  器機内部に汲み置きした水道水などに電子をチャージ(電極がある)した水溶液
  ポイント・・・その構造や生成される水の信憑性がよくわからない。
         現実に無料配布しているスーパーで塩素除去できていない旨の張り紙が
         してあったのを見たことがあります。機器自体も大きく場所をとり家庭用は
         それなりに大きな家でないと設置は不便です。電解水生成器より価格が高い。

9.電解水生成器 (医療用具として認可済み・・・薬事法改正により2005年4月から医療機器に変更される) 
  アルカリイオン水という考え方から脱却したメーカーもありますがいまだにアルカリだから
  身体に良いという主張をしているアルカリイオン水会社もあるようです。
  電解水の本質は酸化と還元でありその主張をして製造する場合の物差しを確立したのは
  ただ1社です。
  ポイント・・・ この器機の短所は電解槽に寿命があるということです。
          また飲めない水の処理は不適です。ただし人間でのデータ、歴史が長い
          など存在価値のある内容がどの水より豊富です。


※もとづけタイプの機器の大きな欠点
 水道水メーター近くに取り付けるタイプの浄水器は、細菌汚染を防ぐ塩素を早々と除去するので、夜間水を使用する頻度が減った時配管内部に塩素のない水が滞留し朝蛇口がひねられるまで、その間一般細菌に汚染されやすくなります。

業者によっては密閉されている環境だから菌が入り込む余地はないということをいう人たちもいますが、データで示さないと説得力はありません。実際菌数が多くなったデータを過去にある本で見たことがあります。ただ設置すると水あかが便器や洗面道具などにつきにくくなったり、汚れにくくなったりはしますのでお金がある方や価値観が合う方は無駄ではないと思います。問題は対費用効果で、設置して変わる実際の現状とそれに支払う金額との釣り合いでしょう。

しかし今の環境下では塩素とは上手に付き合う方が安心だと思います。
また、もとづけタイプをつけても電解還元水のことを理解できれば、蛇口にも電解水生成器があれば健康貯金が期待できます。

※新築や水周りの改築の時の注意点

 新築でも2種類の蛇口を最初から設けておくと後々便利です。

      

 昔、ある大工さんから言われたことがあります。
「水周りは改築すると費用が掛かるから新築の時は特に水周りにお金をかけて、資金がないときは台所で寝るぐらいの覚悟で家を建てなさい。」と。
台所はぜひ水栓を2つ設けてください。
今一番多いシングルレバーで温水と冷水を使えるタイプとともに、水道水だけの専用水栓です。
今は使わなくても例えば食器洗い機を将来買った時に使用できますし、浄水器もそこにつなげます。電解水の場合はとくに専用分岐水栓でデザインよく設置できますので使い勝手が格段に良くなります。

最初良く考えて新築改築なさってください。
昔、建築の現場で電気工事をやっていた経験がありますのでそこらへんのことはよく存じています。

                         それぞれの水と器機の性能数値 >>